突然のリーダー昇格、何から始める?
昨日まで普通のプレーヤーだったのに、今日から「リーダー」――。
そんなふうに呼ばれたこと、ありませんか。
上から突然「やってくれ」と言われても、何から始めればいいのか分からない。
責任ばかり重くなって、やりたかった仕事は遠ざかる。
会議では急に意見を求められ、部下のトラブル報告は夕方になって飛び込む。
他部門との調整? 上司への説明?
――そんなこと、誰か教えてくれましたっけ?
中間管理職としての板挟みと責任
このブログは、そんな「ちょっと不安なリーダー」や「もうすぐその立場になる人」そして「できれば避けたいけれど、いつかは通る道かもしれない」と思っている人に向けたものです。
私もかつて、何も分からないまま中間管理職になり、失敗を繰り返しました。
しかし、その中で気づいたことがあります。
視点を少し変えるだけで、仕事の質も部下との関係も劇的に良くなるということです。
言い換えれば、「どう考えるか」がすべて。
でも、その“考え方”は多くの研修や書籍では十分に触れられていません。
このブログで伝えたいこと
ここでは、私が現場で試し、成功も失敗も経て手に入れた、中間管理職としての「実践知」をお伝えします。
例えば――
上司に信頼されながら、自分の意見を通す方法
部下が自分から動きたくなる環境の作り方
他部署との摩擦を減らす交渉術
危機やトラブルを最小限に収める判断のしかた
これは単なる「リーダー論」ではなく、現場で血肉にした知恵の集積です。
対象は、現場と経営の間で板挟みになりながらも、チームを動かす責任を負う「中間管理職」。
だからこそ、机上の空論ではなく、実践してきたことを書きます。
リーダーになることの価値
リーダーになればスキルもつき、キャリアも広がります。
でも本当の価値はそれだけではありません。
部下に信頼され、チームで成果を出し、上司と対等に仕事をする――。
その全てが、リーダーにならなければ見えてこない景色です。
その景色を、少しだけ先に見ている者として。
これからリーダーとして歩くあなたに、何かを手渡せたら――。
次回から、一つずつ具体的にお話ししていきます。