序章

序章 その先にある景色 ― リーダーになってみるということ

昨日までプレーヤーだったあなたへ。突然リーダーに任命されたとき、何から始めればいいのか。本ブログ「リーダーの作法」は、現場で悩む中間管理職や新任リーダーに向け、実践から得た知恵と考え方をお届けします。
人事評価

第八部 人事評価と部下育成 第96章 業務姿勢を育てる

規律・積極性・責任感は精神論では育たない。業務姿勢の育成とは、判断軸をどこに置くかの再設定だ。怒られないためではなくチームとの約束としてルールを守らせる。従いながら当事者であることは、両立する。
人事評価

第八部 人事評価と部下育成 第95章 業務遂行力を育てる──「気合い」ではなく「実務の型」を手渡せ

部下の業務遂行力は、実力より少し上の『背伸びの負荷』と『実務の型』の掛け合わせで伸びる。目的から作業に落とす力、上司を使い倒す報連相、失敗を言語化する力。気合いではなく、生き残るための型を手渡せ。
人事評価

第八部 人事評価と部下育成 第94章 人材育成の羅針盤は何か

育成で迷うのは、何を伸ばすかが曖昧だからだ。羅針盤は評価の4指標にある。評価の目は①業績・結果に、育成の手は残る3つに向ける。業績は結果であり、直接手を入れられないからだ。気づいたら、その場で伝える。
人材育成

第八部 人事評価と部下育成 第93章 育成って、誰のためにやるの?

育成とは誰のためにやるのか。私の答えは『会社のため』だ。部下の人生に100%寄り添うのは重すぎる。上司の役割は、部下がこの会社の中で高い評価に値する働きができるようにすること。冷たさではなく、範囲の明確化である。
人事評価

第八部 疑問に答える 在宅勤務の部下を、どう評価すればいいのか?

在宅勤務が普及し、部下の仕事ぶりや協調性が目に入らなくなった。4つの視点で評価しろと言われても、見えないものは評価できない。この指摘は、その通りだ。だからこそ、係長の目を借りて死角を埋め、個別面談の頻度を高め、自己採点ではなく事実報告を対話で引き出す。世の中は実績評価に振れているが、いずれ揺り戻しも来る。在宅だから実績だけで評価するしかない、と割り切りたくはない。現役課長が答える、テレワーク時代の人事評価。
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第八部 人事評価と部下育成 【コラム】自己評価Aの部下に、B評価を納得してもらう技術

本人はA、実態はB。評価面談で最も気まずいこの場面をどう乗り切るか。まず根拠を聴き切り、認められる部分を認めたうえで、目標という物差しに当てて一緒に測り直す。評価面談は通告の場ではなく、対話の場である。
人事評価

第八部 人事評価と部下育成 第92章 自己評価は必要か

自己評価は、いらない。『努力したのでAだと思う』は自己採点であり、評価の役割を本人に委ねている。必要なのは採点ではなく事実報告だ。声の大きい人が得をし、黙々と働く人が損をする装置にしてはならない。
人事評価

第八章 人事評価と部下育成 第91章 理想と現実の狭間でー期末の「すり合わせ」で死角を埋める

評価者研修では日々の行動を記録せよと教わる。しかし日々の記録には限界があり、とりわけ静かに働くメンバーほど印象が残りにくい。課長一人の目には必ず死角が生まれる。そこで頼りになるのが、人事考課のタイミングでの係長とのすり合わせだ。4つの視点を共有し、成果から遂行力、姿勢へと一人ずつ確認する。係長というもう一組の目が、課長の死角を埋める。完璧な記録がなくても、現場のリーダーと視点を揃えておけばいい。理想と現実の間で現役課長がたどり着いた現在地。
人事評価

第八部 人事評価と部下育成 第90章 記録とエピソードが評価の命──それでも拾いきれない貢献がある

人を評価する行為には主観が入り込む。だからこそ記録とエピソードが欠かせない。キーワードでいいから印象に残った出来事を書き留めておく。しかし正直に告白すると、この方法でも拾えない部下がいる。静かに黙々と働き、トラブルを起こさず、気づけば仕事を終えている。手のかからない優秀な部下ほど記録から抜け落ちる。いまだ答えの出ないこの宿題を、現役課長が語る。
人事評価

第八部 人事評価と部下育成 第89章 項目が多すぎる──合理化は可能か?

こんなにたくさんの項目をどう見ろというのか。人事評価でまず直面するのが項目の多さだ。だが評価項目は望ましい人材像を示す指標にすぎない。私は業績・結果、業務遂行力、業務姿勢、周囲への影響という4つの視点で整理している。成果が根幹、残りはそれを支える要素だ。こう整理すれば項目の重複が減り、係長との共通のレンズにもなる。制度は変えられなくても、どう使うかは工夫できる。