判断に迷うときの相談姿勢
どんなに経験を積んでも、判断に迷うことはある。
あるいは結論は出したものの、「この方向で本当に良いのか」と不安になることもある。
また、前章で触れたように、上司のこだわりポイントは上司と相談して決めざるを得ない。
「主張ある相談」とは
そんなとき私が大切にしているのは、「主張ある相談」をするという姿勢だ。
つまり――
「私はこう考えています。その上でご意見を伺いたい」
という伝え方をする。
「どちらにすべきでしょうか」と丸投げするのではなく、
「自分はこう判断しようとしている。ただ、確認させてほしい」
と話すことで、リーダーとしての責任を放棄しない姿勢を示す。
自分の言葉で説明する
上司の同意を得るにせよ、意思決定を共有するにせよ、
自分の判断とその根拠を整理し、自分の言葉で説明することが欠かせない。
これこそが「主張ある相談」であり、単なる依存や責任回避とは一線を画す。
信頼と覚悟を築く
主張ある相談は、上司との信頼関係の構築にもつながる。
そして何より、自分自身が「責任を引き受ける覚悟」を持っているかどうかを確認する機会にもなる。
判断に迷ったときも、決断の直前も、相談の姿勢は変わらない。
それが、中間管理職に求められる「決断力」の一部なのだ。
読者への問い
- 相談するとき、自分の意見や判断を整理して伝えていますか?
- 「どちらにすべきか」と丸投げしていませんか?
- 上司に意見を求める前に、自分の根拠を明確にしていますか?
- 主張ある相談で信頼関係を築けていますか?
- 判断の責任を放棄せず、覚悟を持って相談していますか?
次章予告
次章では、決断が通らなかったとき、どう構えてリーダーシップを示すかを考えていきます。

