決断はリーダーの役割そのもの
この部では、リーダーにとっての「決断」をテーマに考えてきた。
まず、決断はリーダーに与えられた権限であり、同時に役割そのものである。
そして、その決断は常にチームの存在意義である「組織の目的」の達成に資する方向で行うことが大切だ。
情報と組織文脈に支えられる
次に、その決断を支えるのは正確な情報である。
感情や先入観に流されず、客観的な根拠をもとに考えること。
さらに、決断は組織の文脈に沿っていなければ通用しない。
上司の意図を汲み取り、それを反映した判断を行うことも求められる。
上司の意向を理解し、チームの判断に取り込むことこそ、リーダーの腕の見せ所だ。
理想どおりにいかない現場で
一方で、現場では理想どおりにいかないことも多い。
経営層と現場の意見が対立することもあれば、必要な情報が揃わないまま決断を迫られることもある。
本当は「正しい答え」を探したいのが人情だが、経営層の判断は文字通りの経営判断であり、現場には従う以外の選択肢はない。
それを前提にチームをまとめるのが、リーダーの役割だ。
現場リーダーの覚悟
限られた情報と状況の中でも、まずは最悪を避ける。
さらに、可能であれば後から修正できる余地を残す。
そうした決断を重ねることで前に進む――それが現場リーダーの覚悟である。
第3部決断の力チェックリスト 第3部決断の力を復習できるチェックリストです。ダウンロードしてお使いになれます。リーダーとメンバーの違いは決定権の有無と言えます。権限を持ったからには決断力を日ごろから磨いておきたい、と思っています。

