リーダーという立場になると、自分の考えを伝える場面が増える。だからこそ意識しておきたいのが「まず、聴く」ことだ。
口を挟みたくなる瞬間をこらえる
相手の話の途中で「えっ、ちょっとまて」とか「でもそれはね」とか「わかるよ、私のときはこうだった」と言いたくなる瞬間がある。けれど、そこでグッとこらえる。これが結構難しい。
話したくなる自分に気づいたら、むしろさらに聴く。相手の話が尽きるまで、聴くのだ。
聴くことで相手の考えが整理される
人は、話しているうちに自分の考えが整理されていくものだ。
話している本人ですら、最初は何を言いたいのか分かっていないこともある。
しかし、聴いてくれる相手がいると、不思議と少しずつ言葉になっていく。
だから、途中で口を挟むのはもったいない。
聴くのは受け身ではなく能動的行為
意外と見落とされがちだが、「聴く」という行為は一見受け身に見えて、実はものすごく能動的でエネルギーを要する。
特にビジネスの場の限られた時間の中で、じっくり話を聴くのは正直しんどい。
「聴こう」「とにかく聴け」と自分に言い聞かせるくらいでないと、つい「ああ、それならこうじゃん!」と遮ってしまいたくなる。
話を聴き切るには体力も精神力も必要だ。だが、それだけに、聴き切った後には関係性が変わっている。
リーダーにとっての「聴く」とは
リーダーにとっての「聴く」とは、相手の中にある言葉が自らの力で出てくるのを、根気よく、丁寧に見守ることだと思う。
言いたくなったときこそ、さらに耳を澄ませる。
そのひと手間こそが、信頼の扉を開く鍵になる。
読者への問い
- 相手の話の途中で口を挟みたくなることは多いですか?
- その瞬間、自分は何を焦っていると思いますか?
- 相手が話し切った後、関係性が変わった経験はありますか?
- 「聴く」ことに、十分なエネルギーを割いていますか?
- 最近、最後まで聴いた会話を一つ思い出せますか?
次章予告
👉 次章では、「聴く」姿勢そのものについて掘り下げていきます。
