第二部 目的と成果のマネジメント 第20章 目的に向かうマネジメントとは何か

目的と成果のマネジメント

リーダーとして「役に立つ」とは?

リーダーとして「役に立つ」とは何か。
この第2部では、その問いに「目的に向かう目標管理」という視点から向き合ってきた。

組織の目的を常に意識し、これをチームと共有し、そのための目標を設定し、その目標の達成のためにマネジメントを行う──。
それが、リーダーの基本動作
である。

ここでは、その基本動作を確認するための問いを5つに整理してみたい。
並べてみると、これは単なるチェックリストではなく、リーダーが日々たどるプロセスそのものだとわかるはずだ。

目的に向かうマネジメント──5つの問い

  1. 組織の目的を意識できているか?
     ──「なぜこの仕事をしているのか」を、日常的に言語化できているか。
  2. その目的を、チームと共有しているか?
     ──「これは何のためにやっているの?」という問いに、皆が答えられる状態か。
  3. 目的に資する目標を立てているか?
     ──昨年の繰り返しではなく、挑戦の意思がある目標か。目的への貢献が見えるか。
  4. 行動や変化に目を向け、マネジメントできているか?
     ──報告を待つだけでなく、自ら変化を見つけに行っているか。
     ──締め切りや中間レビューを活用し、追い詰めずにリズムを作れているか。
  5. 判断や軌道修正に「目的に資するか」の視点を持てているか?
     ──計画を見直すときこそ、原点に立ち返っているか。

素朴な問いを繰り返すこと

この5つの問いを常に持ち続けることが、リーダーとしての軸をつくる。

部下に信頼されること。チームが自律的に動き始めること。
そして、成果を生み出すこと。

結局のところ、リーダーに必要なのは立派な理屈よりも、
「いま自分たちは目的に向かっているか?」 という素朴な問いを繰り返すことだと思う。

私自身も、これまで何度も立ち止まってはこの問いに戻ってきたし、これからも何度も自分に、チームに問い続けようと思う。

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←ここまで組織における「目的に向かうマネジメント」について述べてきましたが、この思考法は、キャリア、学習、健康、人間関係など、あなたの人生におけるすべての「目標達成」に応用できるプロセスです。リーダーとしてチームに向き合うように、自分自身の人生にも向き合ってみましょう。 「達成したい何か」があるあなたは、自分自身のリーダーです。

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