日常業務に追われていると「こんなに忙しいのに、さらに本を読んだり学んだりしなければならないのか」と感じることがあります。子育てに追われている時期などは特にそうでしょう。
勉強を「時間外労働」と捉えてしまうと、負担感ばかりが残ってしまいます。しかし「未来への投資」と見なすなら、話は変わってきます。
仕事をスムーズに進めているリーダーで、勉強していない人はいない
私の実感として、仕事をスムーズに進めているリーダーで勉強していない人はいません。そしてなんといっても経験からの学びが根幹であり、最も重要であることは間違いありません。しかし経験だけでは足りないのも、厳しい現実です。
ファシリテーションやプレゼンテーションのコツ、マーケティングのノウハウ、マネージメント、仕事に関連する法令や税制など、リーダーが職場で日々向き合っている活動について基本的な知識を持っているかどうかで、日々の仕事のやりやすさは大きく変わります。隙間時間を見つけて少しずつでも学ぶことで、仕事がぐっと楽になります。
今日のインプットが、明日の判断を変える
勉強を「未来への投資」と捉えると、日々の学びの意味づけが変わります。
今読んでいる一冊が、来月の判断の質を高めるかもしれません。今日のインプットが、部下への指導の一言に活きるかもしれません。業務に直接関連する知識であれば、その日から使えることもあります。
私自身、毎年「日経キーワード」を自腹で買い、まとまった時間をとって通読していた時期があります。そのおかげで上司からGDPの積算方法を聞かれたときにおおよその説明ができた経験はすでに書いた通りです(第81章「経験だけでは足りない」、コラム「管理職になって日経キーワードを買ったら、知らない言葉だらけだった話」参照)。
偉そうに勉強しろとか言っておいて自分は「日経キーワード」レベルかよ、と笑われてしまいそうですが、あの時は、自分は、こんなことも知らずに管理職をしているのか!と危機感を感じたものです。
「やらされ感」ではなく「自分を楽にするための投資」
実際、職場にいる時間以外に勉強をできるかどうかは、読者それぞれの状況によって異なるでしょう。無理に時間を作れとは言いません。
ただお伝えしたいのは、姿勢の問題です。「やらされ感」ではなく「自分のための投資」と考える。その姿勢の違いだけでも、数年後には大きな差となって表れてくると私は思っています。 ワークライフバランスが重視される時代に、こんなことを言うと時代遅れと思われるかもしれません。それでも私は、勉強=未来への投資と言いたいです。なぜなら、スキル、ノウハウや知識は一生自分を助けてくれるからです。
このブログでは『考え方やフレームワーク』を扱っています。『明日の現場で即使えるケーススタディ』をnoteで公開しています。当ブログでこれまで語ってきた「型」や「かまえ」を実際の現場場面にあてはめた問題集として読んでいただけます。→【noteはこちら】
